2010年8月26日木曜日

引きこもり(男性に多い、精神的疾患が原因の引きこもり)

「回避性人格障害型の内向性引きこもり」

①:他人からの批判や拒否、拒絶を必要以上に恐れるために、仕事上などでも大切な人と会わなければならないような状況を避けようとします。
②:恥ずかしい思いをすることを極端に恐れて、新しいことを始めたりすることや、何かにチャレンジしたりすることに異常なほど消極的です。
③:軽視されることやバカにされることを恐れるために、親密な間柄でもあっても遠慮がちで、相手の顔色を伺って接しています。
④:相手から好かれていると確信できなければ、その人との関わりはできるだけ持ちたいと思いません。
⑤:自分は社会的に不適切な人間で、長所がなく、あらゆる所が人より劣っていると思っています。
⑥:自分は人と上手く付合えないと思っているために、新しい人間関係をなかなか築いていけません。

上の項目の中で、3つ以上該当する項目があれば要注意です。

・対人関係(人と関わる)の能力は持っているのですが、人と関わることを回避することが多いのですね。

・根底にあるのは「低い自己評価」と「自信の欠乏」で、自己に対する否定的評価などに対して過敏で、成人期の早期に始まります。

・自分を全面的に認めて受け止めてくれる、肯定的な雰囲気にはとけ込めて自然に振舞えるのですが、嫌われたり傷つくのを恐れて社会から遠ざかろうとし、人との交わりも極力避けて、責任の軽いことしかしなくなります。

・マニュアル化されたような環境や、過保護な環境で育つことで、辛い経験や挫折を経験ことが少なく、普通の人なら気にしないような心ない言葉や態度に敏感で、すぐに傷ついてしまいます。

・回避性人格障害の人は、人間関係が表面的で形式的になってしまいがちなので、ごく親しい友人とのみ、交友関係を持っていることが多いのですね。

・だからといって、回避性人格障害の人達は「人間嫌い」では決してありませんし、人間関係を求める気持ちはかなり強いのですが、自己の評価と理想のバランスの悪さが影響して、人間関係の距離を置かざるを得ないのです。

・ 「~は、社会的に認められている」や「~に対しては、人より才能がある」など、「~よりも、優れていることが必要」というような、自己を認める範囲が狭く、限定が強すぎるのです。

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あなた自身が、引きこもっていることに、どれほど辛い思いをしているかは、周りの人達はなかなか理解をしてくれませんよね。

勉強や仕事が嫌というよりは、人と関わること自体がが苦しいのですよね。
自信を持てと、周りからは言われるが、どうしても自分に自信が持てないのですね。
社会から孤立していて、何をしても人よりも劣っているように思ってしまうのですね。
でも、どうしていいのかよく解らないし、誰も判ってくれそうにもないのですね。

この状態がずっと続いたらと思うと、余計苦しくなってしまいますよね。


どうしても、人とは話をしたくないが、自分の気持ちや思っていることを、誰かに伝えたいと思ったら、バーチャルの世界で他の人と交流をしてみませんか。

ブログを開設するのも、SNSを利用するのも自己の表現につながっていきますし、また、twitterのようなリアルタイムSNSなら、より気楽に自分を発信できます。

何をするにも、自分独りだけの力には限界があります。
何も焦ることはありませんので、自分で答えが見つからないときは、誰かに相談してみましょう。

相談相手を見つけることで、人との関係に自信を取り戻すきっかけにもなって、解決の糸口を見つけることができますよ。
信頼できる人、あなたのことを理解してくれる人が、家族の中にそのような相手が見つからないときは、家族の外にも目を向けましょう。

少しずつ、できるところから始めてみて、ほんの少しの自信を取り戻すことで、今まで気がつかなかったようなことが、見えてくるようになるでしょう。

あなただからこそできることが、必ずあるはずですよ。

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