2010年8月25日水曜日

引きこもり(精神的疾患が原因の引きこもり)

・引きこもりと言うと、子どもが学校に行かないで家に隠ったままような状態を思いがちですが、引きこもることは年齢に関係なく起こりますし、引きこもりといっても部屋から一歩も出てこないという場合ばかりではありません。

・例えば、「家族との交流はあっても、外出は殆どすることがない。」、「コンビニに買い物に行く程度の外出はするが、他の人との交流はしない。」、「親しい友人などとの交流あるが、学校や仕事などへ行くことはしない。」なども現実的な引きこもりなのですね。


・引きこもりは「心の病気による引きこもり」と「社会的引きこもり」に大別され、引きこもりに至るには、複雑な要因が絡み合っています。

・「引きこもり」といえば、感情的な面や、精神的な面に目が向きがちですが、統合失調症、パニック障害、躁うつ病などの精神的な疾患が原因で、恐怖感や不安感が非常に強くなり、人と接することに抵抗を感じたり、行動することができなくなったりして、引きこもりになってしまう人も多数いますので、明確な精神疾患がみられる場合には、医療機関で専門医の適切な治療を行う必要があります。

・「心の病気による引きこもり」の場合は、 医療機関で治療を受けることによって、改善していくことになりますが、引きこもりの原因が精神障害だとは考え難い「社会的ひきこもり」の場合は、その人によって様々な要因が考えられますので対処法は多岐にわたります。


・「気分が落ち込む」とか「いつもイライラする」、「食欲不振や不眠が続いている」など、自分ではどうすることもできないような身体の不調から、「引きこもり」状態になってしまった場合、精神科や心療内科などの医療機関で早めに受診をしましょう。

・注意が必要なのは、精神的な疾患が原因なのだけれど、家族は単なる「引きこもり」と勘違いをし、治療をしないままに放置してしまうことなのですね。

・精神的な疾患が原因での、引きこもりやニートは、思い込みでの放置など治療が遅れるほど、気付いた時には深刻な状態になっていて、回復するのに困難を窮めたという例も少なくありませんので、特に注意してほしいのは、親や家族が「息子(娘)は、単なる引きこもりなのだ」とか「本人の気の持ちようだ」などと、思い込みだけで対処しないことです。

・統合失調症かどうかを家族が見分けるポイントは、ぶつぶつと独り言を言っていたり、異常に警戒心が強くて絶えず外のことや周りを気にしていたり、誰かから悪口を言われているのではとか、誰かから盗聴をされていないかなどを必要以上に気にしたり、突然暴力的になったりの異常行動があるかどうかなので、明らかに普段と違う異常行動があれば、可能性が高いと疑ってみてください。

・「自らが、病気である」という「病識」がないのが、精神的な疾患が原因での「引きこもり」の大多数だからこそ、家族の中の誰かに異変が感じられたら、他の家族が病気に気付いてあげられるように日頃から接していることが、何よりも大切なことなのですね。

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あなた自身が、引きこもっていることに、どれほど辛い思いをしているかは、周りの人達はなかなか理解をしてくれませんよね。

勉強や仕事が嫌というよりは、人と関わること自体がが苦しいのですよね。
自信を持てと、周りからは言われるが、どうしても自分に自信が持てないのですね。
社会から孤立していて、何をしても人よりも劣っているように思ってしまうのですね。
でも、どうしていいのかよく解らないし、誰も判ってくれそうにもないのですね。

この状態がずっと続いたらと思うと、余計苦しくなってしまいますよね。


どうしても、人とは話をしたくないが、自分の気持ちや思っていることを、誰かに伝えたいと思ったら、バーチャルの世界で他の人と交流をしてみませんか。

ブログを開設するのも、SNSを利用するのも自己の表現につながっていきますし、また、twitterのようなリアルタイムSNSなら、より気楽に自分を発信できます。

何をするにも、自分独りだけの力には限界があります。
何も焦ることはありませんので、自分で答えが見つからないときは、誰かに相談してみましょう。

相談相手を見つけることで、人との関係に自信を取り戻すきっかけにもなって、解決の糸口を見つけることができますよ。
信頼できる人、あなたのことを理解してくれる人が、家族の中にそのような相手が見つからないときは、家族の外にも目を向けましょう。

少しずつ、できるところから始めてみて、ほんの少しの自信を取り戻すことで、今まで気がつかなかったようなことが、見えてくるようになるでしょう。

あなただからこそできることが、必ずあるはずですよ。

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